ABU WATER BOYS Last公演を振り返る~ぱーと②~

さて、楽しく構成案を作っても、時間がないことには変わりありません。私は構成案から手が離れたけど、メンバーはあまり時間のない中で覚え込みの作業です。覚えながら、水での練習もどんどん加わってきます。
水での練習が加わるということは、覚えておかないと動けないということ。動けないと、隊型移動が間に合うかなどの判断ができない…ということです。

そして、曲はメドレーだけではありません。新曲を頭に詰めながら、先に覚えた曲を思い出すこともしないといけないのです。

約2年ぶりの公演とあって、体力面も心配な所。全部を流すと、30分~40分ある演技です。そのどれもが決して楽な演技ではありません。そして嬉しいことに、私達の予想をはるかに越える応募数で、公演は昼の部・夜の部を設けることを決定していたので、昼の部・夜の部用の曲の流れを覚える必要がありました。

過去最高の曲数と公演時間なので、通し練習(公演曲すべてを通して練習すること)を1回するともうヘトヘトです。多分、定期的に公演が出来ていたとしても、曲数的にヘトヘトです。

そんな中でも1回の通しでは形になりきらず、演技にもなりきらず、もう1回、もう1回と通し練習は続きます。

そうすると今度は、疲れから集中力の低下や自分への甘えが出てきます。自分への甘えが出てくると、息が出来ずに苦しいを言い訳に、沈んでいて欲しい所で呼吸をしに出てきたり、間に合わない気がするから…と、演技を勝手にカットしたりといったことを始めるようになってしまいます。

構成案を作り、陸ではなんとなく動ける私も、水の中では演技したことはありません。多分、この時間で移動が可能だろう、これくらいなら頑張って潜っておけるだろう。と考えて構成は書きますが、実際の所はメンバーに任せるしかないのです。

…それでも!なんか違うくないか!?と、思うことが増えてくる頃には、大体メンバーは、私にカットしたことがバレてない、息してることがバレてないと、更に大胆になっている頃だったりします。

マネージャー兼指導係な私。確かに、水の中で演技したことはないし、全通しをしたときの疲労感も味わったことはありません。

でも!こちらも約10年、構成案を作り続け、指導してきた経験があるのです。

本当に移動に間に合わずに演技をカットしたのか、息が我慢できないのかは、見ていたらわかります。(そう!わかるんだよ、みんな!!w)

うろ覚えの中で曲合わせをすると、変に焦ったり、周りの演技を盗み見たりするために、無駄な動きが出てきます。無駄な動きをすると、息も苦しくなります。それを解消するには、確実に振りを覚えて、場所に行くための導線を覚えて、呼吸するタイミングを覚える必要があります。そのどれかを怠ると、数秒の調整が狂い、1人がそうなってしまうことで、チーム全体が狂ってしまう最悪な状態になってしまうのです。

本番2週間前の彼等は、まさにそれ。

全体での覚え込み期間がほとんどない中で頭に詰込み、時間がないから陸合わせもあまりできずに水へ。そして曲へ。としていたので、どうにもフワフワしてしまっていました。

なので、はい、言いました。

ちょっと強めに言いました。

演技を覚えて来て!

移動先とその導線を覚えて!

出てきて欲しくないから、息しないって指示してあるの!

そもそも、カットして良い演技なんてありません!勝手にカットしたら、全体の演技構成が崩れるの!!(←ここ大事!)

後、集中して!怪我するよ!


リハーサル…迎えられるかな。。

本番までは約1週間。

この時すでに、練習終わりの挨拶は

「また明日」。


あれ?この振り返り終わるかな 笑

もう少しお付き合いくださいませ(😣)

ABUウォーターボーイズ

山口県阿武町を拠点に活動する、素人シンクロ!?集団。ABUウォーターボーイズです。 地域を盛り上げたいと、一肌も二肌も脱いだ男たち。 普段は地味でも、ゴーグルをつけると人が変わるとか変わらないとか。/// 道の駅阿武町温水プールが活動拠点。 「水の楽しみ方教室」にたくさんのご参加ありがとうございました^^ さて、次は…!?

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